中国に渡航する外国人は、入国時に「健康申明カード」の記入が必須です。この書類はコロナ禍で導入され、現在も継続されています。空港や国境で紙の用紙を手渡される場合もありますが、多くの空港ではスマートフォンで事前に記入・提出できる「海关旅客指尖服务」アプリが主流です。特に上海浦東空港や北京首都空港では、アプリでの提出が義務化されていることが多いです。

申告書の入手方法

「海关旅客指尖服务」アプリは中国国内でも「掌上海関」の名前で知られています。アプリストアで検索すると、中国版(WeChatや支付宝経由)と海外版があります。海外版はGoogle PlayやApp Storeからダウンロード可能です。アプリを開くと「旅客健康申明」のボタンが表示され、ここから記入を開始します。記入には5~10分ほどかかります。

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記入が必要な情報

以下の情報を準備しておきましょう。

  • 氏名とパスポート番号:パスポートの表記と完全に一致させる必要があります。特にスペルやハイフンに注意。
  • 連絡先:中国滞在中のホテル名や住所、現地の電話番号。
  • 搭便情報:フライト番号、搭乗日時、出発地。
  • 健康状態:発熱や咳などの症状がないか。症状がある場合は「はい」を選択すると追加質問が表示されます。
  • 過去14日間の渡航歴:特に感染症流行国への渡航歴。
  • ワクチン接種状況:接種歴がある場合はワクチン名と回数を入力。

よくある記入ミス

最も多いミスは、パスポートの有効期限や国籍コードの誤りです。アプリでは国籍コードがプルダウン形式で選択できますが、日本は「JPN」です。また、中国語名やピンインを求められる場合がありますが、これは通常不要です。記入後は必ず「提交」ボタンを押し、緑色の成功画面を確認しましょう。エラーが出た場合は、特にパスポート番号や生年月日の形式を再確認してください。

特別なケースへの対応

学生や長期滞在者は、滞在先の大学や会社名を正確に記入します。ビジネス目的なら、招待状の番号や会社名を控えておくとスムーズです。観光客はホテルの予約確認書をスマホに保存しておくと便利です。また、上海や広州などの主要都市では、入国審査後にQRコードが発行されます。これをホテルのチェックイン時に提示する必要がある場合があります。

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現地でのトラブル回避術

空港でWi-Fiが不安定な場合、事前にアプリをオフラインモードでインストールしておくと安心です。ただし、最終的な提出はオンライン接続が必要です。記入に不慣れな高齢者同伴の場合、空港の案カウンターでスタッフに手伝ってもらえます。北京首都空港では、専用の記入補助カウンターが設置されています。また、入国時に体温チェックが行われるため、マスクは必須です。

よくある質問

Q: 紙の用紙も使えますか?
A: はい、空港のカウンターで受け取れますが、混雑時は時間がかかります。事前記入がおすすめです。

Q: 家族で一緒に旅行する場合、個別に記入が必要ですか?
A: はい、全員別々に記入が必要です。未成年者は保護者が代行できます。

Q: アプリがダウンロードできない場合の対処法は?
A: 空港のフリーWi-Fiを利用するか、出国地の空港で記用紙を手配します。

中国入国手続きは近年デジタル化が進んでいますが、基本的な情報漏れや記入ミスが原因で時間をロスするケースが少なくありません。特に初渡航者は、アプリの操作を事前に試しておくと安心です。記入内容は入国審査で確認されることもあるため、虚偽の記入は厳禁です。スムーズな旅の第一歩として、正確な情報準備を心がけましょう。

参考情報:
・「海关旅客指尖服务」アプリ公式サイト
・中国国家出入境管理局ウェブサイト

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